●体脂肪にはならず、エネルギーになる。
ココナッツオイルの60%以上は「中鎖脂肪酸」でできています。
普通、脂肪は体内に貯蔵され、エネルギーとして使われない分が体脂肪になっていきますが、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、食べても脂肪として蓄積されることがなく、素早く分解されてエネルギーに変換されます。
他の脂質と比べてカロリーそのものも低く、血中コレステロールや血糖値を上げる、といった作用も起こりにくいと言われています。

●代謝を上げ、免疫力を高める。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は体内に吸収されやすく、代謝作用を高めてより多くのカロリーを燃焼させるほか、一般的な食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸の燃焼を助ける働きもあるそうです。
細胞の機能が活発になり、新しい細胞への生まれ変わりを促すため、美容効果も期待できます。また、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は、ヒトの母乳の成分のひとつでもあり、免疫系の機能を支え、感染症などから守る働きがあると言われています。

●カラダに必要な栄養素の吸収を助ける。
ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンを体内に吸収するためには、食生活における脂質の摂取が不可欠です。また、体内で作り出すことができない必須脂肪酸(オメガ6脂肪酸[リノール酸]・オメガ3脂肪酸[αリノレン酸])は、食べ物から補う必要があります。
中鎖脂肪酸には、これらのビタミンや必須脂肪酸のほか、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を高める効果があることがわかっています。

●非常に酸化しにくい食品。
油は、熱によって酸化が早まり、その過程でフリーラジカルを生成します。不安定な状態の分子であるフリーラジカルは、他の分子を攻撃して電子を奪い、連鎖的に細胞を傷つけていくため、多くの病気や老化の一因とされています。
ココナッツオイルは、食用油の中で最も飽和脂肪酸の含有率が高く、安定しているため、一般的な植物油に比べて酸化しにくいのが特長。抗酸化物質として、ほかの油の酸化を防ぐとも言われています。
中鎖脂肪酸は、そもそもヒトの皮脂に含まれるものであり、体に害を及ぼす細菌の侵入から守っているのだとか。